はなみずき

デイサービスセンターはなみずきの管理者として平成30年7月から勤務しています。（前任はデイサービスセンターはなひらのの管理者でした。平野地域のみなさんには大変お世話になりました。）
はなみずきに異動してきて、たくさんの利用者様と接する中でこんな関りがありました。
一人目は、機能訓練として8名の集団でボールを使った体操や立ち上がり練習を行っている途中から体操をやらなくなってしまった利用者様がいました。ご本人様にお話を伺うと、「自分の今の体の状態だと、みんなの動きに合わせて運動するのは無理だと思っている。」と返答がありました。その言葉を聞いて、こちらのペースで運動を提供していたことに気づきました。どのような運動ならできるかを聞いてみると、「職員さんが一緒に手を引いて歩いてくれるなら、広いフロアの中を一緒に歩きたい。」とお話をして下さいました。その後ケアプランの見直しを行い集団での運動主体から可能な限り個別の歩行練習を取り入れるようにしました。職員とともに笑顔でフロア内を歩かれている姿が印象に残っています。
二人目は、認知症の進行でみなさんと同じ塗り絵や手作業が難しくなった方がいました。お話を伺うと昔から裁縫や編み物が得意だったことがわかりました。そこでレクに裁縫を取り入れたところ生き生きと作品作りに取り組まれるようになりました。体が覚えていたんですね。
利用者様の真剣な顔、喜ばれる顔を見ると、私たち職員も自然と笑顔になりこの仕事をしていてよかったなと感じます。
はなみずきではお一人お一人の『想い』や『出来る』を大切にした “個別ケア”に取り組んでいます。迷ったらご本人やご家族に相談して考えるようにしています。
限られたスタッフでこうした個別ケアを定着させることが出来たのは、はなみずきの職員が良い雰囲気の中で仕事が出来ているからだと思います。
職員が楽しく仕事ができれば利用者様もきっと楽しんでいいただける。この空気感を大切に今後も利用者様により良いサービスを提供できればと思っています。
はなみずきはデイサービスのほかに、居宅介護支援事業所・渡利地域包括支援センター、ヘルパーステーションが併設されています。介護のことは何でもはなみずきにご相談ください。
たくさんの仲間ともにお手伝いをさせていただきます。地域のみなさまに “介護のことならはなみずき”と言っていただける施設を目指してこれからも活動を続けてまいります。

わたり福祉会に入職し20年目を迎えます。デイサービスや入所施設、ケアマネジャーの仕事を経験し、現在は、福島市渡利地域包括支援センターに在籍しています。日々、地域の皆様方からの相談を受けながら高齢者の方が安心して生活が送れるよう支援させて頂いております。日頃、地域の皆様とお会いし、毎日が驚きと発見で溢れています。渡利、小倉寺、南向台地区の皆様が行っている素敵な活動や地域の困りごとなどありましたら是非教えてください。近所で見かけたときにも気軽に声をかけてください。